ボーイズラブの薦め


1.はじめに

ボーイズラブという言葉を聞いたことがあるけど、見たり読んだり実践したり(?)したことはない。 そして、この言葉のもつ独特の雰囲気に何となく魅せられていて、自分に被害の及ばない範囲で理解したいと思っている……。

本ページでは、このような方(主に男性)を対象にして、ボーイズラブの概念と素晴らしさを概説します。 ボーイズラブに詳しい方にしてみると「それは違う!」と思われる箇所も多々あるかと思いますが、できるだけ一般的な解説を試みているということで、ご了承いただければ幸いです。


2.ボーイズラブとは?

「ボーイズラブ」を直訳すると「少年達の恋愛」となります。 このままでは少し曖昧ですが、「少年同士の恋愛」とすれば嫌でも意味が分かりますよね。 本サイトで扱うボーイズラブは、小説・漫画・ゲームなどに登場する架空の人物が繰り広げるボーイズラブです。 一般的に、ボーイズラブという言葉が、実社会における同性愛者に対して使われることはありません。 すなわち、ボーイズラブとは架空の物語(=ファンタジー)であることを理解してください。

ボーイズラブは小説や漫画の1ジャンルとして広く定着しています。 また、2000年代に入ってから、ボーイズラブを扱ったゲーム(主にパソコン用)が急激に増えてきており、ボーイズラブゲーム専門の情報誌が次々に発刊されるなど、 ゲーム業界においてもボーイズラブというジャンルが確立されつつあります。 すなわち、これまでボーイズラブに縁のなかった人にとって、ボーイズラブに気軽に触れてみる絶好の機会が到来したといえるでしょう。


3.男同士の絡みなんて見たくネェよ!!

ボーイズラブに触れたことのない方にとっては、「ファンタジーだと分かっていても男同士の絡みなんて気持ち悪い」というのが本音だと思います。 実際、少年同士で繰り広げるハードな性の描写は、一般人には著しく敷居が高いです。 ボーイズラブを銘打った小説・漫画・ゲームの多くが、このようなハードな描写を含むのも事実です。

しかし、普通の男女の恋愛にプラトニックなものが存在するように、少年同士の恋愛にもプラトニックなものが当然存在します。 少年同士の熱い友情や強い信頼など、ある種の濃密な関係から恋愛に似た状態を連想することも可能でしょう(次節で述べますが、私はボーイズラブは必ずしも恋愛である必要はないと考えます)。

本サイトでは、上のように比較的取っ付きやすい(広い意味での)ボーイズラブに接する方法を紹介します。 もちろん、ハードな性描写を含んだボーイズラブを読みたい方のために、その種の定番作品も紹介していきます。


4.ボーイズラブの何がイイの?

最後に、「少年同士の恋愛を読んで何が楽しいの?」という、もっとも基本的な疑問に答えようと思います。 以下は私の個人的な考えですが、この議論に関する論点は2つあります。

  1. 何故、少年なのか?
  2. 何故、男同士なのか?
まずは少年について。 少年という時期は、身体の成長に筋肉の発達が追いつかないため、成人男性と比べて体格が華奢になりがちです。 また、同年代の少女と比べると精神的な成長が遅く、言動に子供っぽさが残る時期でもあります。 それに加えて、変声期を迎える前の少年の声は、高く澄み渡ったボーイズソプラノ。 以上の理由により、少年は非常に魅力的な観察対象となり得るのです。

さて、人は他者と一緒に泣いたり笑ったり、恋をしたりすると魅力的になることがよく知られています。 少年の場合も例外ではありません。 上で述べたように、少年は1人でいても十分に魅力的な存在なのですが、彼の魅力を最大限に引き出すためには「他者」の存在が必要不可欠なのです。 「他者」として少年が選ばれるのは、当然の選択と言えるでしょう。 このようにして出合った2人の少年は、互いに影響を及ぼしあいながら、それぞれの魅力を高めていくのです。

ボーイズラブは、少年同士の相互作用の究極形態であるといえます。 ですから、冒頭で「ボーイズラブとは少年同士の恋愛である」と述べましたが、概念上は恋愛である必要はありません。 とにかく2人の少年がいて、彼らが影響しあって互いの魅力を高めあうならば、それこそがボーイズラブなのです!!

最後に、少年同士の相互作用が「恋愛」のときに生じる特別な魅力について述べておきましょう。 男同士の恋愛は、一言でいうと禁断の愛です。 未熟な少年が禁忌を犯すことは、そのこと自体が危険で甘美な物語となります。 さらに、男同士の絶対的な序列関係(主従,親子,兄弟,先輩・後輩など)も、恋愛では逆転することが可能で、そこに新たなドラマが生まれる可能性を孕んでいるのです。


以上、ボーイズラブの概念を簡単に説明しました。 もしボーイズラブに興味をもっていただけたなら、さらに他のコンテンツも読んでいただけると幸いです。


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