ここでは、ボーイズラブを理解するうえで必要不可欠な用語を説明します。
カップリング(攻×受)
ボーイズラブの薦めにて、ボーイズラブとは「少年同士の恋愛」であることを説明しました。 すなわち、ボーイズラブは2人の少年の間で成り立つ関係です。 この2人のペアをカップリングと呼びます。
今、AくんとBくんがボーイズラブの関係にあるとしましょう。 ボーイズラブも恋愛である以上、カップリングの2人は挿入する側とされる側に役割が分かれます。 このとき、前者を攻、後者を受と呼び、そのカップリングを攻×受の形であらわすのです。 例えば、「A×B」という表記は、Aが攻でBが受であるようなカップリングをあらわすことになります。 上の説明から分かるように、「A×B」と「B×A」では意味がまったく異なります。 絶対に順番を間違えてはいけません。
肉体関係のないプラトニックなカップリングでは挿入・被挿入の関係がないので、上述の規則では攻受が決められません。 このようなときは、精神的に強い方を攻とする傾向が強いようですが、これといった決まりはありません。
カップリング属性
上でみたように、ボーイズラブではカップリングの概念が本質的です。 私たちは、数多くのカップリングの可能性の中から、自分の好みにあったカップリングを見つけ出すことにより、ボーイズラブ作品を楽しむことができるのです。 カップリング属性とは、典型的なカップリングを分類するためのラベルのようなもので、好きなカップリングを見つけるときの指標にすることができます。 以下では、カップリング属性のいくつかを紹介します。
- 年下攻: 攻が受より年下のカップリング。この属性の存在は、多くのカップリングでは年長者が攻であることを示唆する。
- 王道: その作品でもっとも自然と思われるカップリング。
- 誘い受: 受が攻よりも積極的なカップリング。
- 襲い受: 受が攻に襲いかかるようなカップリング。女性が男性をレイプするようなイメージ。
- 受×受: 受っぽいキャラ同士のカップリング。
- 主従: 主人と従者(部下)によるカップリング。
- 下克上: 所属コミュニティの序列と攻受が逆転しているカップリング。例えば、主従で下克上なカップリングでは従者が攻。
- 近親相姦: 血縁者によるカップリング。父子、兄弟など。
- リバーシブル: 攻と受を交替できるカップリング。
- リーマン: カップリングの少なくとも片方が背広を着用(必ずしもサラリーマンである必要はない?)。
やおい
ひょっとしたら、ボーイズラブの概念を表す言葉として、「ボーイズラブ」よりメジャーな単語かもしれません。 ネット上では801なんて書かれることもあります。
「やおい」という表記は、アニパロ系ボーイズラブ同人誌の創成期に、執筆者が自分の著作を「山なし、落ちなし、意味なし」と自虐的に評したことに由来します。 この名残で、現在では、ボーイズラブと「やおい」はほぼ同一視されています。 とりあえず、ボーイズラブと「やおい」は同義だと思いましょう。
ボーイズラブと「やおい」が異なるとすれば、「やおい」では、くっつけたければ理屈抜きでくっつけてしまえるところ、かな?